イタリア

天空の街オルヴィエートとチヴィタ(イタリア)その1~どこ?どうやって行くの?編~

天空の街オルヴィエートとチヴィタ(イタリア)
その1~どこにあるの?どうやって行くの?編~

今回は2018年に冒険した天空の街オルヴィエートとチヴィタ(イタリア)を紹介するよ~。

こんにちは、パンダです!物語はキツネと一緒にイタリア周遊の旅をしていたところ、ローマで丸1日のフリータイムが出来たことから始まります。

キツネ
キツネ
ローマ近郊に、天空の城ラピュタのモデルになったと言われるチヴィタっていう場所があるみたい!別の名を天空の街…というだけあって、アクセスが良くないけれど、行ってみる?
ローマから2万5千円くらいのバスツアーもあるよ。
パンダ
パンダ
あのち~へい~せ~ん♪♪♪
せっかくだから自分たちで冒険してみようよ!

バルス!!

わかる人にはわかる

ということで、まずはチヴィタへ自力でアクセスする方法を紹介します!

パンダ
パンダ
そういえば、チヴィタへの行き方を紹介しているサイトがなくて細かい移動が大変だったんだよね。私たちの冒険が誰かのお役に立つといいなぁ~

どこにあるの?

イタリアの地形はよく「靴」の形をしていると言われますが、首都のローマはその真ん中くらいで足の脛(すね)のあたり。花の都フィレンツェはその少し上にあるけれど、チヴィタとチヴィタへのアクセスの拠点となるオルヴィエートはその真ん中くらいにあります。今から約2,500年も前、ローマ帝国よりも前の時代に、イタリア中部を支配していたエトルリア人に建てられたのだとか。

どうやって行くの?

パンダ
パンダ
私たちはこうやって行ったよ~。チヴィタの麓の街行きのバスは、オルヴィエート駅前からでも、オルヴィエートの街入口からでもどっちからでも乗れるよ。でも、せっかくだからオルヴィエートの街を観光してから街の入口のバス停(始発)に乗るのがオススメ。

(1)首都ローマ駅からオルヴィエート駅まで
・IC(準高速列車)だと約1時間15分(片道約1,200円)
・R(各駅列車)だと約1時間20分(片道約1,000円)
(ちなみにフィレンツェからはRで約2時間10分(片道約2,000円))

(2)オルヴィエート駅からオルヴィエートの街まで
・ケーブルカーで約3分(片道1€(約160円))

(3)オルヴィエートの街からチヴィタの麓の街まで※
・バスで約50分(往復5€(約650円))

(4)チヴィタの麓の街からチヴィタへ渡る橋まで
・徒歩だと約20分
・ミニバスだと約5分(1€(約120円))

(5)チヴィタへ渡る橋からチヴィタまで
・徒歩で約3分(チヴィタへの入場料は5€(約650円)

(3)について
・街の入口バス停名:ORVIETO p.za Cahen(始発)
(駅前のバス停名:ORVIETO staz.FS(次点) )
・チヴィタの麓の街バス停名:BAGNOREGIO v.G.Garibaldi(終点)
バスのチケットは駅改札を出て右手のバーで販売されている。
※雑誌が売られているキオスクではないので注意。ケーブルカーに乗る前に購入。

イタリアの鉄道の種類について
・長距離高速列車=(1)FR、(2).ITALO
・長距離準高速列車=(3)FA、(4)FB、(5)IC
⇒全席指定。

・各駅列車=R(6)
・快速列車=RV(7)
⇒自由席。乗車前に駅ホームにある自動検札機で日時を刻印。

鉄道チケットの予約方法(Webサイト)
RAIL EUROPE:イタリアに限らずヨーロッパ各国・都市の鉄道を検索可能な便利な総合案内サイト。日本語対応もしているが価格が割高

TRENITALIA:イタリア版日本のJR! FR、FA、IC、R、RV(上記(2)以外)などを運営しており、直接ここのサイトで予約する方がRAIL EUROPEなどの総合案内サイトで予約するよりも安い!

.ITALO:高速列車を手掛ける2012年に登場した新しい会社。TRENITALIAの列車とは違うため要注意。より高級列車?

キツネ
キツネ
オルヴィエートからチヴィタへ行くバスがちょっとわかりづらいね。帰りのバスの本数も数時間に1本しかないみたい。
パンダ
パンダ
参考にバスのタイムテーブルを紹介するよ。

<【行き】オルヴィエート(駅または街)からチヴィタの麓の街まで
<【帰り】チヴィタの麓の街からオルヴィエート(駅または街)まで
バスは日曜・祝日の運行はなし。また、※については9月から5月の学校がある期間を除いて運行なし。最新のバスの運行スケジュールについては、こちらのサイト、もしくはチケットを販売しているバーに最新の時刻表が掲示されているため要確認。

パンダ
パンダ
オルヴィエート駅の改札をでて右手にあるバーでバスのチケットを買えるんだけど、1回目に店員さんに話しかけたときは、うまく通じなくて、チケットを売ってもらえなかったよ……
キツネ
キツネ
現地の人には現地の言葉で話しかけると好印象だよ。チケットはイタリア語で「Biglietti(ビリエッティ)」、プリーズはイタリア語で「per favore(ペルファヴォ―レ)」、チヴィタの場所は「BagnoreigioO(バーニョレージョ)」だから、これを組み合わせればきっと通じるよ!

<オルヴィエート駅降りてすぐの風景>
正面にあるのが街へと向かうケーブルカー駅。右手にあるのがバスのチケットを売っているバー。チヴィタ行きのバスは噴水周辺に停車。

<オルヴィエートの街入口>
ケーブルカー駅を降りてすぐの風景。チヴィタ行き始発(オルヴィエート駅正面のバス停経由)のバスは左手の駐車場(広場)に停車。

チヴィタ麓の街のバス停
チヴィタへ続く橋にはここから歩いて約20分。運よくミニバスが通りかかったら乗ってしまうのがおすすめ。周りにはあまりお店もない。

10:00 オルヴィエートの街を散策

キツネ
キツネ
朝9時台前半のチヴィタ行きのバスに乗れない場合は、次の時間は13時前になるよ。ローマから日帰りで来る人はおそらくこの時間になるだろうから、オルヴィエートの街を散策してみよう!
パンダ
パンダ
海外のケーブルカーに乗るのって、なかなか貴重な体験だよね。
ケーブルカーはすれ違いもできる
街の中心にある時計台。他の主要観光都市よりものどかな街は、より歴史が感じられる

 

キツネ
キツネ
あちこちに素敵なお店がたくさんあるよ!
パンダ
パンダ
雑貨屋さんからお菓子屋さんまでどこも老舗感があるね。
細い路地がたくさん。お店もたくさん
街中で見つけた可愛いベンチ。

 

キツネ
キツネ
ちょうどお財布が欲しかったから、ここで探そうかなー。
パンダ
パンダ
この茶色というか、オレンジというか絶妙な色のがいいんじゃない? きっと使い込めばもっといい色になるよ!
キツネ
キツネ
そうだね。すごく良い革で使いやすいのに7千円ってお買い得だよね!
購入して約2年経つキツネの財布。クオイエリア フィオレンティーナというブランドらしい。どんどん良い色になる

 

お散歩しながら迷い込んだ路地裏に、革靴ショップを発見。靴以外にもバッグなどのハンドメイドの素敵な革物がたくさん!

パンダ
パンダ
せっかくだから、何か勝手みたら?
キツネ
キツネ
靴はちょっと荷物が重くなっちゃうから難しいけど……あっ! このベルトが凄く素敵!
靴職人さん
靴職人さん
良かったら長さを調整するよ?
キツネ
キツネ
ぜひお願いします!
目の前で丁寧に仕上げてくれました!

 

寡黙な職人さんがその場で作業をしてくれました。商品はお洒落で上質なものばかり、しかもリーズナブル! キツネはこれまで今回購入したベルトよりも良いベルトには出会ったことがありません。興味ある方はぜひお店のホームページをチェックしてみてください。
店名:Fedelico Badia

やっぱり日本で購入できるものとは違う!……気がする

 

それから2匹は引き続き高台にあるオルヴィエートの街の散策を楽しみました。

街の中心地にある壮麗なドゥオーモ(サン・ブリツィオ礼拝堂)
街は高台にあるため、城砦のような外壁の向こう側は一面素晴らしい眺め

12:45 チヴィタに向かって出発

街で軽食を取ると丁度、チヴィタへと向かうバスが来る時間に。2匹は街の入口付近の駐車場に戻り、Bagnoregio(バーニョレージョ)行きの始発のバスに乗り込みます。


無事にたどり着けるか、天空の街……!?

TO BE CONTINUED・・・!

次回: 天空の街オルヴィエートとチヴィタ(イタリア)その2~天空の街編~

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パンダとキツネ
気まぐれパンダと、夢見るキツネの新米夫婦冒険記。