前編:モーリシャス / レユニオン島その7~のんびりDAY~
レユニオン島ってどこ?
実は、2匹が今回の旅行の行き先(モーリシャスとレユニオン)を決めた理由は、「レユニオン島で働いているフランス人の友達、ウサギに会いに行きたい!」というものでした。ウサギとは約2年前に、ある国での冒険中に出会ったのですが、ウサギから教えてもらうまでは、レユニオン島なんて聞いたこともなかったし、一体どこにあるのかも、レユニオンが国なのか島なのかも、まったくわかりませんでした。
でも、とにかくウサギは、事あるごとにレユニオンは自然に恵まれた素晴らしい場所だと熱心に語ってくれたので、いつかレユニオンを訪れてウサギに会いに行きたい、とずっと願っていました。ちなみに、レユニオン島(Reunion)のことは、フランス語では「ヘニョン」と発音します。Reunionは「再会」の意味なので、このこともまた運命的に感じました。
日本からレユニオンへの直行便はなく、モーリシャス経由で行くのが経済的にも効率的にもおすすめです。モーリシャスからレユニオンは飛行機で1時間弱、あっという間に到着します。
モーリシャスからレユニオン島へのアクセス
・利用航空会社:Air Mauritius
・予約方法:公式ホームページ
・利用空港(行き):SSR国際空港(モーリシャス) ー St Pierre(レユニオン)
・利用空港(帰り):St Pierre(レユニオン) ー SSR国際空港(モーリシャス)
・フライト時間:片道約1時間
・往復料金(1人あたり):当時のレートで約24000円
・その他:機内手荷物の他、23㎏までの荷物を預入可、機内食なし(トロピカルジュースのサービスあり)
※¹レユニオン島には北(Saint-Denis)と南(St Pierre)に2つの空港があり、北は都市部、南は自然。今回2匹は南(St Pierre)の自然へ(海がよりキレイで火山にも近い南の空港が圧倒的にオススメだよ)
※²予約後に突然フライト時間が数時間前後することもあるため、公式サイトのフライトスケジュールをコマめにチェックするのが◎
7日目9:00 SSR国際空港(モーリシャス)へ
さて、時間をモーリシャスからレユニオン島への出発の朝に巻き戻します。レユニオン島行きの飛行機に乗るため、ホテルをチェックアウトして、モーリシャス空港に向かいます。
しかし、この日はあいにく朝から雨風が強く、おまけに高速も渋滞。Google Mapでは目的地まで1時間と表示されていたものの、1時間30分以上かかってなんとか空港に到着。チェックインはぎりぎりの時間でした。
そんなこんなで2匹は無事に、モーリシャス観光初日に借りたレンタカーを返却。相変わらず店員さん(OLA Mauritius)は気さくな良い人でした。
7日目12:00 SSR国際空港(モーリシャス)出発
息を切らせて何とかチェックインに間に合った2匹。機内で配られたトロピカルジュースがすごく美味しくて、ほっと一息。
7日目12:55 St Pierre(PIERREFONDS)空港(レユニオン島(フランス)到着)
離陸から約1時間、あっという間にレユニオン島に到着。上空から、蜃気楼が滑走路をユラユラと揺らしているのが見えて、真夏の暑さを感じます。モーリシャスは日本の5月~6月くらいの天候で、時折肌寒さを感じることもありましたが、レユニオンはからっとした真夏の空がまぶしく、肌がじりじりと焼ける音が聞こえそうなくらいでした。
7日目13:15 空港からホテル(Villa Delisle)へ
空港からホテルまでの移動は、事前に宿泊するホテルに交渉して、タクシーを手配しました。レユニオンは電車がなく、バスの本数も少ないので、移動の選択肢はレンタカーかタクシーになります。
レンタカーを利用する場合、モーリシャスでは国際免許が不要ですが、レユニオンはフランスの道路交通法となるため、国際免許が必要になるので、事前に日本で取得するのを忘れないようにしてくださいね。
レユニオン島での移動は、国際免許を日本で取得してレンタカーを借りる(ただし右側通行×標識はすべてフランス語×店員さんも英語はほとんど話さない)か、割高なタクシーを利用するかの二択になる。
タクシーは、日本の感覚の3倍~6倍を覚悟しておこう。空港からホテルまでは15分くらいだったが、80€(1万円程度、決してぼったくっているわけじゃない)を請求されてもおかしくない距離。レユニオンのタクシーは基本的に個人タクシーで、メーターがなく、交渉が必要。また、いわゆるセダン型のタクシーらしい車種ではなく、どれも革張りの高級SUV車。レユニオンのタクシーは日本人でいうところの「ハイヤー」みたいな感覚なんだと思う。どうりで、現地の人達は乗らないわけだし、割高なのも仕方がない。
今回はキツネが事前にホテルに依頼をしてくれていたために、ホテルが懇意にしているタクシーの運転手さんがかなり割安で引き受けてくれた。タクシーを利用する場合は、ホテルにあらかじめ手配をお願いしておくのがオススメ。そして、いい運転手さんに出会ったら、その人に次の配車もお願いできないか交渉してみよう。
ということで、2匹は到着ロビーまで迎えに来てくれていたタクシーの運転手さんと合流。
しかし…ここで再び洗礼を受ける2匹。
英語がまったく通じない。
そりゃあもう、全然通じない。入国審査官にはほんの少し通じたけれど、ドライバーさんとは身振り手振りの会話でボディランゲージ。フランス語をきちんと勉強していたら、もっといろいろな話ができて楽しかったと思うのに、申し訳ないなぁと反省する2匹でした。
無事にホテルVilla Delisleへ到着。タクシーはクレジットカードが使えず、細かいお釣りもなかったため、到着早々ホテルのフロントの方に両替をお願いしました。
7日目13:40 ホテル(Villa Delisle)到着
今夜のホテルVilla Delisleに到着。ティファニーブルーの内装。2匹はロビー前の休憩スペースに通され、冷たくて美味しいウェルカムドリンク(ピーチティー)をいただくことに。さっそくフランス流?のおもてなし。
そしてしばし待った後、ついに通されたお部屋には、なんと先客が・・・!
狭めの部屋でも、素敵なおもてなしの心遣いで、なんだかんだ上機嫌な2匹でした。
7日目16:30 夕方のお散歩
エネルギーを充電した2匹は、夕方から冒険に出かけることに。ローカルスーパーは現地の人々の生活や、物価や、食文化がよくわかるので、ついつい長居してしまいます。
スーパーで買い物をしたあと、ホテルの前にあるSaint-Pierre public beachへ。シャワーも完備され、お店も立ち並ぶ広々とした美しいビーチ。気温が暖かいため、陽が沈んでも子ども達が遊び回ります。
そういえばウサギが、「毎日、仕事が終わったらビーチに座って、夕陽が沈んでいくのを眺めるの。」と話していたのを思い出す2匹。確かに、多くの人達が思い思いにビーチに腰かけて、リラックスしている様子でした。
2匹は日が暮れた後も、ビーチに座ってのんびり。空が暗くなるにつれ、星が次々に瞬きはじめ、夜空はあっという間に星で埋めつくされました。シリウスは日本で見るよりも燃えるように輝いています。ホテルがすぐ目の前のため、2匹は素敵な天体観測をたっぷり楽しみましたとさ。