モーリシャス

モーリシャス / レユニオン島その12~サイクロン襲来~

2020最新】モーリシャス /
レユニオン島旅行記
その12~冒険編⑪(レユニオン島(フランス))~

サイクロンでまさかの延泊?

前編:モーリシャス / レユニオン島その11~レユニオン島で友と再会(reunion)~

10日目10:00 チェックアウト

レユニオン島からモーリシャスに戻ってきた2匹。宿泊ホテルは初日と同じ、Holiday Inn
目が覚めると外は土砂降りの雨+暴風。ついにサイクロン襲来! SSR国際空港から各国行きのフライトはすべてキャンセルされ、なんと、空港そのものが閉鎖されるという事態に。

サイクロンがモーリシャスに直撃! 左にある大きな島はマダガスカル島
パンダ
パンダ
こりゃ大変だ! 今のうちに飛行機の振り替え手続をしよう!
キツネ
キツネ
でも、空港も閉鎖されてるのにどうやって!?

パンダは宿泊者が無料で使えるホテルのPCを使って、エミレーツ航空のホームページにアクセス。航空会社スタッフとリアルタイムでメッセージのやり取りを行うライブチャットを開始。

パンダ
パンダ
このライブチャットの担当者はすごく丁寧で良い人だよ。モーリシャスからドバイ、ドバイから日本行きの振り替えフライトを羽田着と成田着の2つのパターンで提案してくれた! もちろん、ドバイから日本行きのフライトは予定どおりビジネスにしてくれるって!

(2匹はエミレーツ航空からわずか6万円で、ドバイ→日本の帰国便の座席をアップグレードできるという案内を受けて、ビジネスクラスにしていたのでした。詳しくは「モーリシャス / レユニオン島その1~旅立ち~」を読んでね!)

パンダが機転を利かせてくれたおかげで、2匹は夜中出発のフライトに変更することに成功。悪天候で外にも行けないため、2匹はホテルのロビーで待機。

喉が渇き、ホテルのバーで頼んだオレンジジュース

しかし、サイクロンはさらに強さを増し、なんと先ほどパンダが振り替えてくれた夜中の便もキャンセルされる模様!

キツネ
キツネ
…うーん。まずいなぁ。宿泊場所を探さないと。朝一番でフロントに確認したけど、もうこのホテルは部屋の空きがないっていうし…
慌てて空室チェックをする多くの人々

しかし、ここで名探偵パンダがあることに気がつく・・・!

パンダ
パンダ
ねえ、ロビーにいる人の数が減ってない? さっきまではあたし達みたいな帰国難民がたくさんロビーで休憩してたのに…
キツネ
キツネ
まるでアガサクリスティだね。そして誰もいなくなってしまうのかなぁ……ブルブル

のんきなキツネの横で、名探偵パンダはフロントの職員の動きを観察。そして数十分に一回、あちこちのソファでくつろいでいる宿泊者たちに声をかけ、どこかに消えていく職員がいることを発見。

パンダ
パンダ
……空港が閉鎖されるほどのサイクロンなんだよね?  てことは、あたし達はモーリシャスから出ることができないけど、他の国から来ることもできないはず。朝の段階では他の国から来る宿泊者の予約で部屋が埋まっていたけど、だんだんとそれがキャンセルされてる……?
キツネ
キツネ
なるほど! 聞いてみるね! すいませーん! さっき別の宿泊者の方に声をかけられてましたけど、部屋の空きが出たんですか?
フロントさん
フロントさん
君たちはキャンセル待ち台帳にサインしてるかい? みんなこの台帳にサインして順番を待っているんだよ

フロントさんはスタッフルームから台帳を持ってきて2匹にサインをさせてくれました。
この方は朝一でキツネが確認したのとは別のスタッフさん。

緊急事態の対応は、同じ担当のスタッフさん(例:ホテルのフロントや航空会社のライブチャット)でも、人によって持っている情報が違っていたり、親身になってくれるかどうかが違うので、困った時は、一度であきらめずに色んな人に話してみよう!

10日目13:00 再チェックイン(延泊)

ついに空き部屋に案内してもらえた2匹。サイクロンが強まったことに伴い、夜中の時間に振り替えていたフライトは更に遅延し、翌朝1時 → 翌朝4時 → 翌朝9時 しまいには翌夜18時に!

キツネ
キツネ
このスケジュールだと、乗り継ぎでドバイに1泊しないと。
パンダ
パンダ
よし、エミレーツの人にドバイのホテルを予約してもらおう!

言うが早いか、パンダは再びエミレーツとのライブチャットを開始し、なんとエミレーツ航空に宿泊費を負担していただく形でドバイのホテルを予約いただくことに成功!
その後、暇を持て余した2匹はホテルのジムへ。

ランニングと激しい筋トレをするキツネ。隣にいたフランス人の少年もビックリ!

キツネはいきなり激しい筋トレを行ったことにより、まっすぐ歩行できない状態に……。

10日目19:00 夕食(ホテルのレストラン)

それから2匹は夕食を食べにHoliday Innのレストランへ。料金は予約不要で、一人たったの2,000円!

パスタを目の前で茹でてくれたり、お肉を焼いてくれたり、デザートまで種類豊富!
キツネ
キツネ
明日は晴れるといいなぁ~。それにしても筋肉痛で体が痛い……

11日目10:00 バイバイサイクロン!

朝。キツネが窓の外を見ると、空には太陽が!風は相変わらず強いものの、18時の飛行機はなんとか離陸できそうな様子。
飛行機の時間まで何をして時間をつぶそうかと悩んでいると、ちょうどよくホテルの玄関にHoliday Inn専用のビーチハウス行きの無料シャトルバスが到着。2匹はスーツケースを預け、転がるようにシャトルバスに乗り込みます。
ちなみにこのシャトルバスはホテルとビーチハウス(ブルーベイ・エリア)を1時間に一回行き来してくれていて非常に便利です。ビーチまでわずか15分!

ホテル専用のビーチハウスは、屋内シャワーやトイレ、休憩スペースも完備されており、軽食販売もある充実した場所。しかし、サイクロンの影響で飲み物も食べ物も備蓄が0とのこと。

スノーケリングにも最適なビーチハウス。しかし、この日はサイクロンの影響で海には砂が舞っていた

2匹は海には潜らずに辺りを散策することに。台風の影響で海の波が高く、あちこちの草木が倒れていて、自然の驚異の爪痕がくっきり。

11日目13:00 ビーチハウス付近(ブルーベイ・エリア)で昼食

多くのレストランがサイクロンの余波で営業一時停止状態のなか、2匹は活気あるレストランを発見!その名もRestaurant Le Bougainville

バーカウンターのあるお洒落な店内
2匹はカレーとエビフライを注文(本当はイカフライだったけれど、イカが品切れ)カレーは1,300円、フライは700円程でリーズナブル

11日目16:00 ホテルに帰り空港へ

この日は12月31日の大晦日! ホテルはすっかりパーティムード。スタッフの方も新年の花火が待ち切れない様子。2匹は11月に婚約したばかりだという陽気な運転手に連れられ、無料シャトルバスでホテルから空港へ。
空港もこれまたパーティムード。あちこちで楽器と唄とダンスが繰り広げられ、サイクロンの影響で多くの人が飛行機を振り替えていたこともあり、空港はギュウギュウ詰め。

音楽やダンスを楽しむ陽気な人々

2匹のフライトは機体の準備で2時間遅延し、空港内でショッピング。なんと、途中で空港内が一斉に停電してしまうというハプニングに見舞われます。
しかし、なんとか飛行機の準備が整い、2匹は搭乗のタイミングで新年の花火を見ることもできました。

バイバイ、モーリシャス!

エコノミーでも十分広い席。肘掛け横にある荷物入れが秀逸

さて、UAE(アラブ首長国連邦)のお金持ちの都市ドバイに向かった2匹を待ち受けているのは!? エミレーツ航空が手配してくれたホテルはどんなものなのか!?

TO BE CONTINUED・・・!

次回: UAE(ドバイ / アブダビ)その1~ありがとうエミレーツ航空~

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パンダとキツネ
気まぐれパンダと、夢見るキツネの新米夫婦冒険記。